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RPA導入支援におすすめのサービス会社7選と導入の成功ポイント徹底解説

2024.10.29 火

RPA(Robotic Process Automation)は、企業の業務効率化を支援。RPA導入により、定型的な作業を自動化し、生産性向上やコスト削減ができます。

本記事では、RPA導入支援会社7社を比較し、各社の特長と導入の成功ポイントを徹底解説します。

業務効率化を進めるための最適なRPA導入支援企業の選定のヒントになれば幸いです。

 

RPAとは? 導入の基本と業務効率化のポイント

RPAの概要と基本的な機能

RPAは企業の定型業務を自動化するためのソフトウェアで、業務効率化や生産性向上に寄与します。

手作業で行われているルーティン業務を自動化することで、ヒューマンエラーを防ぎ、作業時間を短縮します。

例えば、データ入力や文書処理、メールの送信など、日常的に繰り返される業務にRPAを導入することにより、従業員がより価値の高い業務に集中できる仕事環境を整えられます。

また、最近では生成AI(Generative AI)と組み合わせたRPAソリューションも普及しつつあり、さらに複雑な業務プロセスにも対応可能になっています。

RPAと生成AIを組み合わせた活用事例はコチラ

 

RPA導入のメリットと効果

RPAの導入による主なメリットは、業務効率化による生産性向上とコスト削減です。

繰り返しの多い業務を自動化し、作業時間を大幅に短縮できるほか、業務の質も向上します。

ヒューマンエラーのリスクが減るため、ミスが許されない業務にも適しています。

また、RPAは働き方改革のツールとしても注目されています。

業務の自動化によって、従業員の負担が減り、リモートワークやフレキシブルな働き方を実現しやすくなります。

特に、クラウド対応のRPAソリューションを導入すれば、どこからでも業務の自動化を進めることが可能です。

 

 

RPA導入を支援するサービス7社の比較と選び方

RPAサービス提供会社の特長と選び方

RPAを導入する際に重要なのは、信頼できるサービス会社を選びです。

各社が提供するRPAソリューションにはそれぞれ異なる特長があり、導入から運用までの支援体制、ツールの操作性、価格設定などが異なります。

そのため、企業の規模や業種、RPA導入の目的に応じて、最適なパートナーを選ぶことが成功のカギです。

また、運用の定着や保守体制の充実度も考慮する必要があります。以下に厳選した7つのRPA導入支援サービス会社を紹介します。

 

RPA導入支援サービス会社の7選比較

1.タクトシステム株式会社

タクトシステム株式会社が提供する「ハカドリRPA」は、導入・運用・乗り換えの課題をワンストップでサポートするソリューション。

5,000時間/年の業務効率化を実現した実績が強みです。

 

特長 ロボット作成代行など業務に合わせた柔軟なカスタマイズが可能で、スムーズな導入プロセスが魅力です。
サービス内容 導入支援、乗り換えサポート、運用保守、定着支援、トレーニング

RPAと生成AIを組み合わせたロボットの作成代行

URL https://www.tactsystem.co.jp/hakadori/rpa/

 

2. 株式会社インテック

株式会社インテックのRPA導入支援サービスは、業務のデジタル化を推進する実用性の高いRPAソリューションです。

評価(PoC)、導入、運用・展開の3段階に分けて支援します。

 

特長 作業スピード、正確性、連続稼働が強みで、定型的・定常的な業務の効率化と人件費削減を実現します。
サービス内容 導入支援、内製化推進のためのCoE運用支援、トレーニングサービス、HA(ハイパーオートメーション)システム構築、RPAクイック検証サービス
URL https://www.intec.co.jp/service/detail/rpa/

 

3.ヤマトシステム開発株式会社

ヤマトシステム開発株式会社のRPA導入支援サービスは、ヤマトグループの経験豊富なRPAエンジニアが提供するオンサイト支援です。

 

特長 ユーザー企業主導でのRPA全社展開を支援し、必要な時に必要なだけのオンデマンド支援が受けられます。
サービス内容 シナリオ作成、オンサイト教育支援(座学・実技)、ドキュメント作成、ガイドライン策定支援、RPA相談室
URL https://www.nekonet.co.jp/service/rpa_onsite

 

4.コニカミノルタジャパン株式会社

コニカミノルタジャパン株式会社のRPA導入支援サービスは、自社実践で培ったナレッジを基に、RPA導入時の検討事項をサポートします。

 

特長 サーバー型RPAとデスクトップ型RPAのライセンス販売、運用立て直し、AI-OCRとの連携など多様なサービスを提供します。
サービス内容 導入支援、PoC支援、ライセンス販売、運用立て直し、運用支援、AI-OCR
URL https://www.konicaminolta.jp/business/solution/rpa/index.html

 

5. AGS株式会社

AGS株式会社のRPA導入支援サービスは、WinActorを中心に、業務の効率化・自動化を支援します。

 

特長 高速かつ正確な作業実行、品質向上、作業期間の短縮を実現します。
サービス内容 導入支援、操作研修、シナリオ作成支援、技術支援、eラーニング、業務整理コンサルティング
URL https://www.ags.co.jp/service/rpa_service.html

 

6.ネグジット総研

株式会社ネグジット総研のRPA導入支援サービスは、医療機関や保険薬局向けなどのRPAソリューションを提供します。

 

特長 業務分析ツールを活用し、現場主導での業務推進を支援します。
サービス内容 ライセンス導入、設定代行、基本操作研修、ロボット作成・支援
URL https://www.nextit.co.jp/prodserv/rpa/

 

7.デジタルソリューションズ東芝株式会社

デジタルソリューションズ東芝株式会社のRPA支援サービスは、DXの加速を目指し、RPAとAI技術を組み合わせたハイパーオートメーションを推進します。

 

特長 各導入フェーズをカバーし、社内チームと協働できる柔軟なサービス体系を提供します。
サービス内容 導入検討支援、ロボット作成支援/代行、管理ツール構築支援/代行、運用管理支援/代行、効果測定
URL https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/business-ict/rpa.html

 

 

RPA導入の内製化 vs. アウトソーシングの比較

RPA導入を進める際には、自社で内製化して導入を進めるか、アウトソーシングによる導入かが選択肢に挙がります。

内製化する場合は、内部でノウハウを蓄積できるため、長期的な運用やシステムの拡張に柔軟に対応できます。

一方、アウトソーシングは導入スピードが速く、運用の専門知識を持つ会社にすべてを任せられるため、特にリソースが限られている企業にとっては魅力的な選択肢といえます。

 

1. ツール利用の学習時間

内製化の場合、RPAツールの学習には時間とリソースが必要です。

社員がツールの使い方を習得するまでに、トレーニングや実践を通じて数週間から数ヶ月かかることがあります。

特に、RPAに付随してプログラミングやスクリプト作成の知識が必要な場合、学習に時間がかかる場合があります。

一方、アウトソーシングでは、専門のRPA導入支援会社がツールに精通しているため、学習時間はほとんど不要です。

RPA導入支援会社の専門スタッフが迅速にプロジェクトを主導するため、導入までの時間が短縮されます。

 

2. ロボットの作成

内製化では、ロボットの設計と開発は社内のチームが担当します。

これにより、業務プロセスに深い理解を持つ社員が直接関与できるため、カスタマイズ性が高くなります。

しかし、開発には時間と労力がかかり、特に複雑なプロセスの場合は専門知識が必要です。

アウトソーシングの場合、RPA導入支援会社がロボットの設計と開発を行います。

これにより、迅速な開発が可能になり、RPA導入支援会社の経験と専門知識を活用できますが、カスタマイズの柔軟性は内製化に比べて低くなることがあります。

 

3. 運用(ロボットが止まった際の対処)

内製化の場合、ロボットが停止した際のトラブルシューティングは社内で行います。

これには、問題の特定と解決に必要なスキルとリソースが求められます。

社内チームが迅速に対応できる場合、ダウンタイムを最小限に抑えられますが、対応が遅れると業務に影響が出る可能性があります。

アウトソーシングでは、RPA導入支援会社がトラブルシューティングを担当します。

RPA導入支援会社のサポート体制が整っていれば、迅速な対応が期待できます。

 

4.コスト

内製化では、社員のトレーニングやロボット開発、運用にかかる時間とリソースが必要です。

これにより、内部コストが増加しますが、業務プロセスに対する深い理解とカスタマイズ性が得られます。

一方、アウトソーシングでは、専門のRPA導入支援会社に依頼するため、外部発注コストが発生します。

プロバイダーの専門知識と迅速な対応が期待できる反面、カスタマイズの柔軟性は内製化に比べて低くなることがあります。

 

どちらの選択肢も、企業のニーズとリソースに応じて最適な方法を選ぶことが重要です。

 

 

RPA導入事例と成功のポイント

業種別RPA導入事例

RPA導入の成功事例を見ると、多くの企業が業務効率化やコスト削減に成功しており、それぞれの企業のニーズに合わせた柔軟な自動化が実現されています。

 

1. 大手飲料メーカーでの業務効率化

大手飲料メーカーでは、注文処理や請求書発行などの事務作業が複雑で、手作業に頼る部分が多く、業務負担が大きい状況でした。

RPAを導入した結果、注文書の処理を自動化し、従来の作業時間より大幅に短縮しました。

これにより、作業の効率化だけでなく、ミスの削減も実現し、結果として業務全体の品質向上に繋がりました 。

 

2.製造業での人事・総務部門の自動化

製造業の人事・総務部門では、従業員の勤怠管理や給与計算が手作業で行われており、多くの時間がかかっていました。

RPAの導入により、これらの業務を自動化し、作業時間を大幅に削減しました。

さらに、他の部門へのリソースシフトが可能となり、業務の生産性が向上しました 。

 

3.教育機関での書類作成・データ処理の効率化

ある教育機関では、入試書類の管理や成績処理など、膨大な書類業務が発生していました。

RPAを導入することで、書類の処理やデータ入力を自動化し、教職員の負担を大幅に軽減しました。

この結果、事務作業にかかる時間が短縮され、教育業務に集中できる環境が整いました 。

 

4.不動産業界での契約書管理の効率化

不動産業界においても、契約書や顧客情報の管理は煩雑な業務のひとつです。

RPA導入により、契約書の作成や管理が自動化し、特に、大量のデータ処理が必要な場面でRPAが大きな効果を発揮し、業務の正確性とスピードが向上しました 。

タクトシステムのハカドリRPAの導入事例はコチラ

 

 

RPAの定着と運用のカギ

RPAを導入した後、業務にどのように定着させるかが成功のカギとなります。

多くのRPA導入支援サービス会社では、導入後の運用支援が充実しており、RPA導入・運用の定着がスムーズに進むようサポートが提供されています。

また、トレーニングやフォローアップを通じて、従業員がRPAを効果的に活用できるようにすることが重要です。

 

例えば、現場でミスが発生した際に、チェックの回数を増やすのか、それとも自動化してミスの起きない仕組みを作るのかを判断しなくてはならないタイミングがあります。

そもそも、RPAで自動化できるかという見極め力を持っているかによっても判断が変わってきます。

自動化できるポイントを見極めるためには、きちんとしたトレーニングと、日頃からのRPAへの慣れが必要です。

また、判断に迷った際のことを考えると、自社の情シス部門やRPA導入支援会社などの専門家と相談しながら進められるような環境作りが必要となります。

 

 RPA導入の費用・価格相場と導入までのステップ

RPA導入の価格相場と費用の比較

RPAの導入費用は、企業の規模や導入するツール、導入範囲の広さによって大きく異なります。

一般的には、ライセンス費用、初期設定費用、運用サポート費用などが発生します。

以下に一般的な費用の目安を示します。

詳細についてはRPAツール提供企業及びRPA導入支援会社にお問い合わせください。

 

一般的なRPAツールの導入費用(目安)

ライセンス費用 クライアント型: 月額5,000円~12万円(年額6万円~144万円)程度

サーバー型: 月額8万円~20万円(年額96万円~240万円)程度

クラウド型: 月額10万円~20万円(年額120万円~240万円)程度

初期設定費用 10万円~50万円程度
運用サポート費用 月額5万円~10万円程度
開発委託費用 ロボット1体あたり30万円~50万円程度
保守費用 月額60万円~150万円程度

 

RPA導入支援会社に依頼した場合の費用(目安)

導入支援費用 月額5万円~10万円程度
トレーニング費用 1人あたり3万円~30万円
運用支援費用 月額30万円~150万円

 

 

RPA導入プロセスのステップと注意点

RPA導入プロセスは、基本的に以下のステップに沿って進行します。

  • 業務分析

まず、どの業務をRPAで自動化すべきかを分析します。

定型的で繰り返し行われる業務を優先して選定することが一般的です。

 

  • PoC(Proof of Concept)実施

PoCを通じて、RPAが自社の業務に適しているか、どの範囲で導入可能かを確認します。

この段階で、実際の導入効果や課題を事前に把握できるため、成功するための重要なプロセスといえます。

 

  • 設計と導入

業務に合わせたRPAシステムの設計を行い、導入を進めます。

 

  • 運用開始と定着

導入後は実際に業務に適用し、システムが適切に動作するかを確認します。

また、定着を促進するために、従業員へのトレーニングや研修も重要です。

 

  • 運用保守と改善

システムの運用を安定させるには、定期的な保守と業務の変化に合わせた改善が必要です。

RPAは業務の変化に柔軟に対応できるため、導入後も業務効率化を持続的に推進することが可能です。

 

 

まとめ

RPAは、企業の業務効率化や生産性向上を実現するための重要なツールです。

今回紹介した7つのRPA導入支援会社は、それぞれ異なる強みを持ち、企業のニーズに応じた最適なソリューションを提供しています。

RPA導入を成功させるためには、導入プロセスや運用支援、そして定着を意識した包括的なアプローチが不可欠です。

各企業の成功事例から学び、自社のリソースを考慮したうえで、内製化かアウトソーシングかを判断して、適切な導入支援会社を選びましょう。

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  • この記事を書いた人
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タクトシステムRPAチーム

タクトシステムのRPA導入・開発・運用サポートや生成AIの運用を行うチームです。 RPAや生成AIに関する基本から活用の応用編まで、役に立つ情報を分かりやすく発信します。

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