こんにちは、デジタル事業本部の藤田です。
最近の気になる出来事をGoogleトレンドから見てみました。検索ボリュームから世間一般の興味関心を覗くのは面白いですね。
【要連絡】修繕依頼・作業日報という件名のメール
2016年6月14日から15日にかけて、社内の何名か宛に 「【要連絡】修繕依頼」「作業日報」という件名の迷惑メールが確認されました。
どちらも簡素な本文です。なんの疑いも無く添付ファイルを開いてしまいそうになりますが、うっかり中身の.exeをダブルクリックしてしまうとPCが乗っ取られてログイン情報やパスワードを盗み取られてしまうという危険な可能性がありました(参考:バンキングトロージャン「Bebloh」感染を狙った日本への攻撃が急増)。恐ろしい話ですねえ。弊社では早い段階で異変に気がつき皆で情報を共有できたので幸いにも被害を受けることはありませんでしたが、迂闊にも開いてしまった輩がいたら…と思うとgkbrです!
そもそも名前も名乗らずに「ご対応をお願いします。」というのも厚かましい態度です。やはり、なにかヘンだぞと思って検索した人は多数いたようです。
検索数が急上昇していたので、自分以外にも無差別にばらまかれているかどうかを見極めることができました。寄らば大樹の陰とは言い得て妙ですが自分のまわりでも不信に思っている人がたくさんいるんだなぁ…と少し安心感を得た記憶があります。
ポケモンGOとイノベーター理論
この記事を書いている2016年8月下旬ではやや落ち着いた感のあるポケモンGOですが、ヒットの仕組みづくりが巧妙で感心しました。私が最初に見たのはTVニュースでしたが、ニューヨークでビジネスマンがゲームに熱狂するという報道で、ムーブメントの逆輸入という形で期待を最大限に引き上げ、日本では子どもが夏休みに入る7月22日に満を持してリリースするとは上手な戦略だなと思ったものです。しかしブームというものは必ずピークがあるもので、検索ボリュームにもシンクロしているようにあらわれています。
リリースの瞬間にキャズムを越えレイトマジョリティまで一気にバズったような展開です。普段スマートフォンでゲームをしないような層までにも照準を合わせたのは想定内だったのでしょう。お見事です。
東京都知事選2016
ポリティカルな話題ですが、ここでは客観的結果論を検索ボリュームから紐解いてみます。2016年7月31日(日)東京都では都知事選が行われました。主要3候補の争いと言われたものの、世間の関心は圧倒的でした。
ここで興味深いのは、選挙当日の検索ボリュームだけで見ると主要3候補のうち落選した2者といわゆる泡沫候補と呼ばれる2者がほぼ同じ比率だったということです。もちろん検索の比率と投票率は違いますし、おそらく年代別の結果も違うことでしょう。いずれにしても、インターネット上で人目を引くという意味においてはあまり大差なかったのかも知れません。
ちなみに、総務省の情報通信白書(平成27年版)によると他の世代に比べ60代と70代のインターネット利用率が増加しているとのことなので、全世代がデジタルネイティブな時代が来ればインターネット上の興味関心と有権者の意識の差異はシュリンクしていきそうです。
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