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Webマーケティング初心者が知っておくべき3つのSEO対策

2022.09.09 金

Webマーケティング初心者が知っておくべき3つのSEO対策

SEO対策とは、検索エンジン(Googleなど)で検索した際に上位に表示されるようにするための施策のことです。

 

「SEO」と検索すると、いろいろなテクニックが公開されていますが、今回はこれからSEOを始めようとする企業様に向けて、SEO対策の3つの手法についてご紹介します。

 

 

SEO対策とは

 

SEOはSearch Engine Optimization の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。

Webサイトの内容をGoogleなどの検索エンジンが理解しやすいように調整を行うことを指しますが、実際はそれでだけではなく、サイトが検索した際に上位に表示されるには、

  • 検索エンジンから評価される
  • 訪問者から有益な情報と評価される

の2点が重要になります。

サイトを検索エンジンの結果で上位表示させるには、まずはサイトを訪問者のニーズに合った情報を分かりやすく伝える内容にすること、そしてそのサイトを検索エンジンが見つけやすく評価しやすい状態にしておく必要があります。

 

 

SEO対策の前に

webサイト

 

読み手であるユーザーに対して、わかりやすく有益な情報であるということはWebサイトを作るうえでの大前提になります。

では、ユーザーに有益だと思われるwebサイトとはどんなサイトでしょうか?

初めて訪れたユーザーが求めるコンテンツを、求める順番で閲覧できるように誘導できるwebサイトが、好かれるwebサイトと言えます。

ユーザーが必要な情報を順番に与えていくことで、信頼と期待を育てることができます。

 

また、webサイトの目的は1つに絞ることが重要です。

webサイトを訪れるユーザー1人1人に合わせて最適な情報を提供を提供しようと情報を盛り込みすぎると、webサイトの内容がぶれてしまい、何を訴求しているのかがわからなくなってしまいます。

例えば、webサイトの目的として

  • 商品・サービスの提供
  • 資料請求への誘導
  • 求人募集

などバラバラなものを1つのwebサイトにまとめてしまうと、訪れるユーザーも

  • 商品・サービスの購入
  • 資料請求
  • 求人応募

など様々となってしまい、動線が破綻してしまいます。

 

そのため、商品・サービスの提供が目的のwebサイトを作成する場合は、他の目的の動線は作らないことが重要です。

複数の目的がある場合は、目的別にwebサイトを作成することをおすすめします。

 

SEO対策の基本

 

Webサイトのコンテンツが準備できたら、SEO対策を行っていきます。

SEO対策には様々な方法がありますが、大きく下記の3つにまとめられます。

  1. コンテンツ施策
  2. 内部施策
  3. 外部施策

それぞれ異なったアプローチでのSEO対策です。ひとつづつ解説します。

 

コンテンツ施策とは

 

SEO対策において、サイトの内容がユーザーにとって有益な情報かどうかということは非常に重要であり、検索エンジンによるページの評価に影響があります。

コンテンツSEOは、サイトの内容に関連したブログ記事を作成したり、ページ自体のコンテンツを見直し、より最新で良質の情報を発信することで、検索エンジンからの評価を高め、検索結果での上位表示を狙う施策です。

コンテンツSEOで記事を書く手順は下記の5点です。

  1. キーワードの選定
  2. 競合サイト調査
  3. 見出しの構成案作成
  4. 本文のライティング

キーワード選定

まずはじめに、どんな検索キーワードに合わせて記事を書くのかを決める必要があります。

検索キーワードを絞り込む方法として

  • サジェストキーワードを調べる
  • Google広告のキーワードプランナーで関連キーワードを調べる

の2つがあります。

 

サジェストキーワードを調べる

 

サジェストキーワードとは、Googleで検索する時に表示される検索候補キーワードのことです。

サジェストキーワードを調べる

こちらの画像の赤枠の部分のキーワードをサジェストキーワードと言います。

検索候補として表示されるキーワードですので、検索数(検索ボリューム)も多く狙うべきキーワードとなります。

サジェストキーワードは、無料ツールによって簡単に調べることができます。

 

Google広告のキーワードプランナーで関連キーワードを調べる

 

リスティングでGoogle広告を活用している場合、キーワードプランナーを利用して関連キーワードを調べることができます。

Google広告のキーワードプランナーで関連キーワードを調べる

こちらの画像にある通り、キーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」から関連キーワードを検索することができます。

同時に検索ボリュームも調べられるので、Google広告を活用している場合はぜひキーワードプランナーも活用してみてください。

 

サジェストキーワードやキーワードプランナーによって関連キーワードを調べたら、各キーワードの検索ボリュームを調査し、記事を書くキーワードを絞ります。

この時、検索ボリュームの多いキーワード(ビッグキーワード)を選びがちですが、検索ボリュームが多いということは、競合もそれだけ多いということになります。

そのため、コンテンツSEOで狙うべきキーワードは、ミドル・スモールキーワードにすることをおすすめします。

 

ビッグキーワードは「SEO」などの1単語のもので、ミドル・スモールキーワードは「SEO 方法」「SEO キーワード 調べ方」のように、2単語、3単語以上で構成されるキーワードのことです。

ミドル・スモールキーワードは、ビッグキーワードよりも検索ボリュームは少なくなりますが、その分ユーザーの検索意図は明確なので、ユーザーの意図に合った記事を書きやすくなります。

 

競合調査

 

競合調査として、コンテンツSEOで狙うキーワードを検索してみて、そのキーワードの検索結果上位10位のWEBサイトを調べる方法があります。

検索上位10位にブログ記事のようなコンテンツサイトが多く入っている場合、競合が多いため上位表示させるには時間がかかります。

 

反対に、検索上位10位にサービスサイトが多く入っている場合は、ブログ記事などのコンテンツサイト(競合)が少なく上位表示できる可能性が高いキーワードとなります。

検索上位10位にコンテンツサイトがある場合は、どのような記事内容となっているのかについても一緒に調べておきましょう。

 

競合サイトの記事内容は、上位表示される評価の高いコンテンツとなっているため、参考にできるところは参考にし、自社コンテンツに独自で付け加えられるものは何かを考えておくことがおすすめです。

 

見出しの構成案作成

 

記事コンテンツを作成する場合は、見出しをまず考えておくことでスムーズに本文を作成することができます。

見出しには、できるだけ狙うキーワードを含めるようにしましょう。

 

記事タイトルや記事内の大きい見出しに狙うキーワードを自然な形で含めることはSEO対策として効果があるとされています。

 

本文ライティング

 

本文をライティングする際の注意点は、コンテンツは自社サービスや商品のおすすめやお客様の声をアピールする場ではないということです。

狙うキーワードで検索したユーザーが知りたいであろう情報を提供することが重要となります。

 

検索ユーザーにとって価値のある情報を提供していない、押し売りだけのコンテンツはユーザーが離れていきます。

ユーザーの離れるコンテンツは、評価が下がり検索順位も下がります。

 

本文をライティングする際は、正確な情報を提供することを心がけましょう。

 

内部施策とは?

 

内部施策とは、webサイトの内部を検索エンジンに対して最適化することです。

検索エンジン(Google)は、webサイトをページごとに評価しています。

各webページについて、Googleに「何について書いてあるのか」について正しく伝えることが大切となります。

 

そこで、Googleが重視しているのが、HTML内にある

  • タイトルタグ・・・記事のタイトル
  • 見出しタグ・・・記事の見出し
  • メタディスクリプションタグ・・・ページ内容の概要

です。

 

タイトルタグ

タイトルタグ

 

こちら画像で、紫色の枠で囲ってある部分がタイトルタグとなります。

HTMLで確認すると<title>カタログリニューアルの際に考える4つのポイント</title>となっています。

タイトルタグは、Googleから重要視されていますのでwebページごとに設定されているか確認しておきましょう。

 

また、タイトルタグには、必ず表示させたいキーワードを含めましょう。

例えば上記画像のタイトルの場合、「カタログ リニューアル」というキーワードを意識したタイトルとなっています。

このようにできるだけ左側にキーワードを設置するようにすると、SEO効果があると言われています。

タイトルをつける際は、キーワードを含めようとするあまり、不自然にならないように気を付けましょう。

 

見出しタグ

見出しタグ

こちらの画像で青枠で囲ってある箇所が見出しタグとなります。

見出しは<h1>~<h6>タグまであり、<h1>タグは大見出しとして使われます。

そのため記事中に使う小見出しタグは<h2>~<h6>タグとなります。

小見出しは1つの記事の中に複数あっても不思議ではないので、<h2>~<h6>タグは複数回使うことができます。

<h2>~<h6>タグの小見出しを使う際は、最初に<h2>タグを使い、そのトピックの中でさらに小見出しが必要な場合は<h3>タグを、さらにその中で小見出しが必要な場合は<h4>タグをというように、段階的に使うようにしましょう。

 

また、見出しタグにもキーワードを含めて書くようにしましょう。

特に<h2>タグの場合、タイトルタグと同様に表示させたいキーワードを左側に入れ込んだ見出しをつけることをおすすめします。

 

メタディスクリプションタグ

メタディスクリプションタグ

 

こちらの画像で赤枠で囲っているところがメタディスクリプションタグと言います。

メタディスクリプションタグはページ内容の概要のことで、Googleで検索した時にタイトルの下に表示される100文字程度の説明文です。

メタディスクリプションタグにわかりやすく説明文を記載しておくことで、ユーザーは「このページで何ができるのか」「何がわかるのか」を判断できます。

表示したいキーワードを含めることももちろんですが、それぞれのwebページに合わせた説明文を記載するようにしましょう。

 

また、Googleの検索結果に表示される説明文が、メタディスクリプションタグに設定した文章と異なって表示される場合があります。

それは、Googleが自動でページ内の文章を検知して表示している文章となります。

 

Googleのドキュメントでは、ページ上のコンテンツから取得するよりも、メタディスクリプションの内容がユーザーにとって分かりやすいと判断された場合、メタディスクリプションが表示されると解説されています。

 

外部施策とは?

 

SEOの外部施策とは、他のサイトから自社webサイトへのリンクを貼ってもらう(被リンク)ことを言います。

 

他のサイトからのリンクがあるとSEO対策になる理由は、より多くのサイトにリンクの貼られているwebサイトは有益なコンテンツが掲載されているとGoogleが判断するからです。

そのため、被リンクを多く集めることがSEOに効果があると言われているのです。

 

しかし、どんなに良質な情報を提供していても、他のサイトがリンクを貼ってくれる補償はありません。

また、以前は相互リンクと言って、お互いにリンクを貼る行為でもSEO効果がありましたが、現在では相互リンクではなく一方的な被リンクがあることをGoogleは評価しているようですので、「自社webサイトにリンクを貼るから、リンクを貼ってください」という交渉は、現在ではあまり行われなくなりました。

 

どうやって被リンクを集めるのか?

  • コンテンツマーケティング
  • サテライトサイトの作成

「コンテンツ施策」で解説したように、Googleが一番重要視しているのが「価値のあるコンテンツかどうか」です。

検索ユーザーにとって、良質なコンテンツが価値のあるコンテンツであり、価値のあるコンテンツをより上位に表示させたいと考えています。

良質なコンテンツは自然な被リンクを得ることにも繋がります。

そのため、コンテンツを充実させることは絶対条件となります。

 

また、サテライトサイトの作成ですが、サテライトサイトとはメインサイトのために作成するwebサイトのことです。

サテライトサイトを作成することで、メインサイトへの流入が見込めたり、被リンク効果も期待できます。

しかし、サテライトサイトにも価値のあるコンテンツは必須ですので、被リンク効果を得るために量産してしまうと管理が大変になってしまうのでお気を付けください。

 

SEO対策は地道な積み重ねが大切

今回は、3つの基本のSEO対策についてご紹介しました。

検索順位を上げるためには、ユーザーにも好かれるコンテンツ作成、そしてGoogleに評価されやすいサイト内外での調整・対策の実施が欠かせません。

対策をしてから結果が出るまでに数か月要する場合もあります。良質なコンテンツを増やし、時には見直して記事内容を更新し、ユーザーの役に立つコンテンツとして地道にメンテナンスしていくことが上位表示への近道です。

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